ペナント(三角保ち合い)
ビットコインのチャート分析では、ペナント(三角保ち合い)も有効に機能するように見えます。そこで、ペナントについて確認しましょう。
ペナントとは?
ペナントは三角保ち合い(さんかくもちあい)とも呼ばれます。そのチャート形状を下の図で確認しましょう。
青の曲線がビットコイン価格の推移を示します。そして、赤色の補助線を2本引いています。上側が上値抵抗線、下側が下値支持線です(上値抵抗線と下値支持線の考察につきましては、別記事「ビットコインのチャート分析2:上値抵抗線・下値支持線」をご覧ください)。
上値抵抗線と下値支持線の間の距離が次第に狭くなって、最終的には交差している様子が分かります。この2本の補助線の間をビットコイン価格が推移しますから、値動きがだんだん小さくなっています。
そして、二つの補助線が交差するあたりで、一気に上方向または下方向に価格が動くというのが、ペナントの特徴と言われます。上の図では、上方向に進む様子を描いています。
なお、実際のトレードにおいては、2本の補助線が交差する点よりも前に価格が上または下に大きく動きだすことがあります。このため、「2本の補助線が交差する点またはその少し前あたりで大きく動きだす可能性がある」くらいに認識しておきましょう。
ビットコイン相場でペナントは有効か?
では、ビットコイン相場でもペナントのチャート分析手法は有効に機能するでしょうか。下のチャートをご覧ください。縦軸は価格(米ドル)です。(チャートのキャプチャはBlockchain.infoから引用。見やすいように加工しています)。
上のチャートでは、2015年11月から2016年4月までのおよそ6か月間でペナントを作っています。価格の範囲は300米ドルあたりから450米ドルあたりであり、とても大きなペナントです。
このような大きなペナントもありますが、下のような小さなペナントもあります。
こちらは2か月間くらいでペナントを作っています。また、ペナントを作った範囲も、先ほどの例と比べますとかなり小さくなっています。
今回引用したチャートは全体的に上昇しています。このため、ペナントができた後のビットコイン価格は上方向に動いています。相場が上方向に動くときのペナントが機能するだろうことが分かりましたので、下落局面でもペナントが有効利用できるのでは?と期待できます。
上値抵抗線、下値支持線そしてペナントはいつもセットで考えることが可能です。また、上のチャートは日足ですが、もっと短い時間軸でも有効に機能する可能性があります。そこで、皆様自身でチャートを眺めてみてください。
次のページでは、取引するうえで欠かせない必須アイテム「リアルタイムチャート」の設定方法を、ビットフライヤーの「bitFlyer Lightning」を例にとって紹介します。

