「半値戻し」とは
ビットコインのチャート分析で「半値戻し」が有効かどうかを確認します。最初に、半値戻しとは何かを確認しましょう。下の図をご覧ください。青の曲線がビットコイン価格の推移だとします。
安値Aからビットコイン価格が上昇して高値Bにきました。その後、価格が下落して点Cまで来た様子が分かります。
ここで、点Aから点Bまでの距離と、点Bから点Cまでの距離を比較しましょう。この時、「上昇した分の半分だけ価格が下落する」ことを半値戻しと言います。
上の図では半値戻しよりも少し大きく下落している様子を描いています。というのは、常に半分だけ下落するというわけではないからです。
少々の誤差はあるという認識でチャート分析しましょう。
また、上の図では「上がった後に半分下がる」という状態ですが、逆に「下がった後に半分上がる」というパターンもあります。上下両方向に使えますので便利です。
ビットコインのチャートで半値戻しを確認
では、ビットコインのチャートで「半値戻し」があるかどうかを確認しましょう。下のチャートをご覧ください。縦軸は価格(米ドル)です。(チャートのキャプチャはBlockchain.infoから引用。見やすいように加工しています)。
2015年8月に安値(点A)を記録しています。そして、10月に一気に価格が2倍に上昇して点Bに到達しました。すると、直後に反落して点Cになりました。と思いきや、再び急上昇して点Bの高値を超えているという状態です。
この値動きの大きさがビットコイン相場の魅力です。
この値動きを見ますと、「半値戻しは有効だった」ことが分かります。点Aから点Bまでの距離と、点Bから点Cまでの距離を見ますと、上昇分の半分だけ下落している様子が分かります。
この半値戻しでトレードした場合、わずか数日ほどで最大100米ドルもの利益幅を得られたということになります。
なお、上のチャートでは描いていませんが、さらに2回、半値戻しが出現しています。確認しましょう。点Cに到達した後、再び大きく上昇しています。その後、値動きが停滞したのですが、再びストンと下落しました。その下落幅が上昇幅の半分になっています。
さらに、その後も再び上昇して、また下落しました。この時にも、再び半値戻しが有効だったと分かります。
補助線を入れないチャートを下に掲載しますので、確認してみてください。
値動きそのものは次第に小さくなっていると分かりますが、何度も半値戻しが実現していると分かります。このパターンを知っているか知らないかにより、トレード成績が大きく変わってくる可能性があります。
半値戻し以外の「戻し」
さて、上の分析では半値戻しを検討しました。チャート分析の世界では、半値以外にも戻しがありますので、参考までに確認しておきましょう。
- 0.382戻し(または3分の1戻し)
- 半値戻し
- 0.618戻し(または3分の2戻し)
- 全戻し
上昇した幅と比較して0.382だけ戻す、0.618だけ戻すという例もあります。この数字は黄金比と呼ばれています。0.382や0.618でなくて3分の1や3分の2という数字を用いることもあります。
このようにしてみると、戻しには様々な種類があることが分かります。上のチャート分析を見る限りでは、半値戻しが有効だろうと予想できます。その他のパターンについても、皆様自身で検証してみてください。
次頁では、「上値抵抗線・下値支持線」がビットコインにおいても機能するか確認していきます。

